「S&P500の株価指数CFDは長期的に保有していい?」
そんな疑問を解決します。
結論としては「数年単位で保有してもいいが、半年〜1年以内のスパンでトレードすべき」が結論です。
- なぜ半年〜1年スパンでトレードすべきなのか?
- 「長期的に右肩上がりになっている」の隠れた欠点
- 私が実践しているCFD戦略
これらの重要ポイントをこの記事ではたっぷり解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
S&P500株価指数CFD長期投資は有効な戦略です

S&P500株価指数CFD戦略は基本的には有効な戦略です。
- ロスカット
- 追加資金の確保
だけをしっかりしていれば、大きな運用益を勝ち取ることができます。
ただ、長期と言っても、人それぞれ想定している期間が違うのがネックです。
その点をこの記事では明確にして、どのようなケースなら利益を得られるのかを徹底的に解析していきます。
【当ブログの理念】
CFDを中心に投資をまとめたブログです。
CFDで1ヶ月〜1年スパンで運用益を狙う方法をまとめています。
リターンを大きく狙うので、リスクも伴います。
その点を理解した上で、ご活用ください。
運用中の投資→CFD、仮想通貨、トラリピ、インデックス投資、米国株など
株価指数CFDはGMOクリック証券で行っています。
口座開設の詳しい方法は別ブログの【株価指数CFD】GMOクリック証券での買い方と口座開設方法でどうぞ
S&P500株価指数CFD長期戦略の注意点

S&P500の株価指数CFD戦略は有効な戦略ですが、注意点もあります。
何年スパンなのかで戦略が異なる
何年スパンなのかで戦略は大きく変わってきます。
長期と言っても1年を想定している人もいれば、5年から10年を想定している人もいるでしょう。
そのあたりは人それぞれですが、当ブログの株価指数CFDは基本的に半年、長くても1年程度を目安にしています。
- 半年〜1年スパン:ロスカットレートを狭めに取れるので、資金効率が上がる
- 1年以上のスパン;急落に備える必要があるので、資金効率が下がる(その分ロスカットレートが大きくなり、気持ち的には余裕が出る
株価指数CFDで5年〜10年ほど保有し続けるのはそれなりに怖いことなので、基本的には1年以内のスパンで売ってしまった方がいいというのが当ブログのスタンスです。
あくまでこのブログのスタンスであって、さらに長期保有して資産を増やしている方もいます。
暴落に巻き込まれるリスクが高まる
長期で運用すればするほど暴落に巻き込まれるリスクは高まっていきます。
- 1年運用:暴落がない可能性が高い
- 10年運用:10年に1回レベルの暴落に巻き込まれる可能性がある
長期運用は基本的に右肩上がりで運用益が上がっていくものですが、暴落に当たってしまう可能性がある点がデメリットです。
これらの注意点を押さえつつ、米国S500のCFD長期運用を見ていきましょう。
S&P500への長期投資を具体的に検証〜過去のチャートからわかることは?〜

当ブログの基本的な戦略は1年以内で売ってしまうのが基本ですが、1年以上保有したいという方もいるかと思います。
そのような長期目線の方に向けて、過去のチャートを分析し、S&P500の株価指数CFDを検証してみました。
基本的にはガチホで
S&P500の長期保有戦略は基本的には長期的に保有し続けて、何もしないのが有効です。
過去の大暴落は2008年のリーマンショックと2020年のコロナショックになりますが、その場面ですら耐え切ることができれば最終的にはプラスでした。
なので、基本的にはガチホがいいんですが、株価指数CFDにはロスカットがあります。
【株価指数CFDで困ること】
- 現物の場合は急落でも保有し続けることができる
- 株価指数CFDの場合は一瞬でもロスカットレートにかかるとロスカットになる
- ロスカットをどこに設定するかが投資の成功を分ける
長期で戦略を練るなら、急落の時に耐え切るか上手に損切りしないといけません。
リーマンショックのような下落にどう耐えるか?
リーマンショックのような急落に、株価指数CFDで耐える方法は2つあります。
- ロスカット許容する
- ロスカットしない位置にロスカットレートを設定する
この2つの戦略が基本です。
私はロスカットを許容する戦略を採用しています。
ロスカットせず耐え続ける方法もありますが、その方法だと含み損に耐え続けるメンタリティーが必要になるからです。
ロスカットを許容する戦略が基本
ロスカットレートとして目安にしやすいのはGMOクリック証券の下記画像で見れる「週足200SMA」です。

実際に口座開設してご覧いただきたいんですが、この200SMAを割ったのは2020年3月、2018年12月のみで、2018年12月に関しては少しタッチした後すぐに上昇に転じました。
【2018年年末の米国S500週足】

2018年以前に200SMAを割ったのは2011年になるので、200SMAの少し下をロスカットレートにしておけばかなりの確率でロスカットを避けることができます。
リーマンショックに耐えるぐらいのロスカットレートにする方法もありますが、あまりにも資金が必要になるため200SMAを割ったらロスカットしてしまうぐらいがいいでしょう。
S&P500株価指数CFD長期投資のメリット

S&P500株価指数CFD長期投資のメリットは
- 運用益を最大化することができる
- 投資にかける時間を少なくできる
- 明確な戦略を構築できる
この3つがありますので、それぞれご紹介します。
運用益を最大化することができる
長期投資にした方が結果的に、運用益を最大化できるケースが多いです。
2020年3月のコロナショック以降に投資した場合、2021年後半までずっと保有しておくのが最も成果が出る方法でした。
途中の下落で売ってしまったら、その後の上昇を取ることができなかったわけです。
- 長期投資:右肩上がりの株価を最大限取れる
- 中期投資:ロスカットを減らせるが、運用益を最大化できない
日々の株価に一喜一憂することなく、運用益を最大化できるのが長期保有のメリット。
ロスカットレートの設定は難しいですが、勝負を賭けるには適している手法です。
投資にかける時間を少なくできる
長期保有は売買回数を少なくできるので、結果的に投資にかける時間を少なくすることができます。
投資だけに集中できない方は長期保有向きです。
- 投資以外にやることがたくさんある人
ただ、半年スパンぐらいで売買する中期戦略も、売買回数はそれほど多くありません。
毎日相場を見るようなものではありませんから、臨機応変に自分に合った戦略を探すのがいいでしょう。
明確な戦略を構築できる
短期売買の場合はどうしてもブレが出てきてしまいます。
- 目先の経済指標
- 各国の経済政策
- 買いタイミングと売りタイミングが頻繁なので、タイミングがズレる
などです。
夜寝ている時に相場が急変したなんてこともあり得るんですが、長期売買だとそこまで頻繁にトレードしないので、だいたいは対応できます。
同じような戦略を採用しやすく、戦略を明確化しやすいのがメリットです。
S&P500株価指数CFD長期投資のデメリット

S&P500株価指数CFD投資のデメリットは
- 損失がダラダラ大きくなってしまう可能性がある
- 資金拘束期間が長い
- 利確ポイントが明確にならない
というデメリットがありますので、それぞれ見ていきましょう。
損失がダラダラ大きくなってしまう可能性がある
ロスカットレートを広めに取るので、含み損が増えていくのを見つめるだけの展開になることもあります。
先ほどのチャートをもう一度ご覧ください↓↓

赤枠のところでロスカットとなるわけですが、その前から含み損はだんだん膨らんでいるわけです。
コロナショックの時は下落が一瞬でしたが、じわじわ下がっていってロスカットに近づくケースもあるでしょう。
早めにロスカットしておけば、精神的にも楽になります。
どちらが自分に合っているか判断するのは自分自身で判断するしかありませんので、まずは【最重要記事】株価指数CFD米国S500キャピタルゲイン中期総取り戦略を公開(中期戦略)から試すのがいいでしょう。
資金拘束期間が長い
長期戦略は資金拘束期間が長くなります。
含み益がある状態で長期間過ごすのは気分がめちゃくちゃいいんですが、含み損のまま数ヶ月から数年間経過するケースがあるかもしれません。
そのようなケースになった場合のメンタルは結構厳しいです。
【含み損で数ヶ月経った場合】
- このまま株価が戻らないんではないかと考えるようになる
- 投資自体から興味を無くしてしまう可能性がある
- 我慢できなくなって、決済してしまう
ここ数年を見ていると、含み益である期間が長くはなっていますが、今後どうなるかはわかりません。
含み損の状態で2ヶ月ぐらい経っただけでも、結構メンタルにくる時があります。
実際に経験しないと分からない面がありますが、資金拘束の面もきちんと考えておくようにしましょう。
利確ポイントが明確にならない
200SMAを割ったらロスカットと書きましたが、利確をどこでするのかは明確に決まっていません。
長期戦略なので頑張って持ち続けてもいいんですが、頑張って持ち続けて上昇した後に、大暴落に巻き込まれる可能性があります。
これだとかなりもったいないですよね。
- 長期保有:どこかで暴落に巻き込まれるリスクは高まるが、運用益も大きくできる
- 中期保有(半年〜1年ほど):暴落に巻き込まれることは少なくなるが、大きな運用益を逃す可能性もある
どちらも一丁一短です。
私自身の戦略としては1年以上持つのは怖いので、半年〜1年程度の中期保有戦略を採用しています。
半年〜1年間保有する戦略に関しては下記記事で解説してますので、そちらの記事をご覧ください。
S&P500の株価指数CFDは半年〜1年スパンでのトレードがおすすめです

S&P500(米国S500)に投資する際は長期スパンよりも中期的に、半年〜1年スパンでトレードしていくのがおすすめです。
初心者の方に向けて書いた(上級者に方にはつまらない)練りに練った内容になってますので、ぜひ一度記事をご覧ください。
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